沖縄燦燦 出演メンバー&スタッフ座談会[後編]~聞きたいアレコレ 教えてスペシャル~

 

 

2020年1月10日にスタートしている公演も、連日大好評の舞台「沖縄燦燦」。

観ると心と体が元気になる!沖縄生まれのエネルギッシュな舞台の出演メンバー&スタッフによる、驚きと、笑いと、裏トークたっぷりの座談会[後編]をお届けします。

「沖縄燦燦」の思い出トークや、それぞれの想いなどをたっぷり語ってくれた、座談会[前編]。後編となる今回は、ペンと紙を用意して、座談会メンバーの皆さんに一問一答形式で気になるアレコレに答えてもらいました!

 

・座談会[前編]はコチラ

沖縄燦燦 出演メンバー&スタッフ座談会[前編]~聞きたいアレコレ 教えてスペシャル~

 

・『沖縄芸能DAYS』2019年度公演の様子はコチラ

【速報】舞台「沖縄燦燦」鑑賞リポート。みんなで一緒にOKINAWA SAN!SAN!

 

今回は一問一答形式
どの質問でも、楽しいトーク&エピソードが飛び出しました

 

 

【Q1.】「沖縄燦燦」で1番好きなシーンは?

 

沖縄の島々に伝わる歌や踊りが、オリジナルの演出で次々と繰り広げられる「沖縄燦燦」のステージ。全7つのシーンで描かれる物語には、たくさんの歌と踊りはもちろん、沖縄の情景と命への讃歌がたっぷりと込められています。

そんな多彩な要素が詰まっている舞台の中から、1番好きなシーンを1つだけ選んでもらいました。

 

 

<皆さんの回答>

知花小百合(以下 知花):にーびち♡(でも全部!!)/第5景 にいびち(婚礼)

比嘉大志(以下 比嘉):いちゅび小(サンラーの見せ場!! )/第6景 豊年祭

くによしさちこ(以下 くによし):家建て~赤ちゃん/第4景 ユイマール

前里茜(以下 前里):やーたて/第4景 ユイマール

友利奈緒子(以下 友利):やーたて/第4景 ユイマール

 

エネルギッシュに展開される第4景は
沖縄芸能DAYS 2019「沖縄燦燦」公演のメインビジュアルにもなっている

 

<それぞれの答えを見て……>

友利:あ!さちこさんも「やーたて(家建てぬ歌)」が1番好きなんだ!

くによし:からの……赤ちゃん誕生のシーンまで。

前里:結構長い(笑)。でも分かる!

くによし:というか第4景が全部好き。演者のエネルギーがスゴイでしょう。みんな必死に踊っていて、演奏しながら『がんばれ!がんばれ!』ってなる。

友利:うんうん、ですよね!

知花:私は振付担当だから、本当は『全部!』って言いたいなぁ。

比嘉:あれ……僕だけ『自分大好き』みたいになっちゃった。第6景のここは、サンラーの見せ場であると同時に、僕だけが追い込まれるシーンだから。(笑)

前里:みんなの着替えのために、1人だけ残されてね。(笑)

知花:古典舞踊、空手、からの「いちゅび小」だからね。

比嘉:すごい踊りがいっぱい続いたあとで、いつもこの場面は自分との戦いになります。

知花:「いちゅび小」は、松元靖さん(音楽担当)のアレンジがすごく複雑な曲で、振付師の目線で見ても難しい場面なんだよね。初演からこれまで、音楽構成も振付構成も、色々と変わっているシーンのひとつなの。

前里:そうそう。変わってないとこがないくらい。

全員:へぇ!

 

 

 

【Q2】「沖縄燦燦」を構成する成分を円グラフにすると?

 

命・愛・喜び・幸せ・祈り・生きること・助け合うこと———

観た人をハッピーにしてくれる「沖縄燦燦」には、驚くほどたくさんの要素が含まれていますが、出演メンバー&スタッフの皆さんが思う“沖縄燦燦の構成成分”を円グラフにしてもらうと、こんな意外な?感じになりました。

 

 

<皆さんの回答>

知花:生きるエネルギー!!/100%

比嘉:ラブ&ピース/50%、沖縄の人々の命の輝き/50%

くによし:愛/100%

前里:LOVE♡/100%

友利:生きる☺/100%

 

 

<それぞれの答えを見て……>

比嘉:ほとんど円グラフになってない!(笑)

前里:質問の主旨が。(笑)

友利:(くによし氏の回答をみて)マル愛!

 

複雑な要素で構成されるかと思いきや、答えは皆さん揃ってとてもシンプル。「沖縄燦燦」は、普遍的なものをテーマにしているからこそ、十人十色の感じ方ができる舞台なのかもしれません。

 

 

【Q3】「沖縄燦燦」を色でたとえると?

 

お次は、舞台「沖縄燦燦」を色で表すと?というお題。質問を聞いた瞬間に、皆さんほぼ迷わずに回答を書き始めました。

さて、その結果は……

 

 

<皆さんの回答>

知花:金

比嘉:ゴールド

くによし:藍

前里:金色

友利:黄金色

 

星空の下、漁のため海に出るサンラーと、祈りを捧げるカナー
印象的な美しいオープニングは波の音と共に始まる

 

<それぞれの答えを見て……>

前里:めざせ金メダル!

友利:やっぱりキラキラっていうイメージかなぁ。

くによし:私は藍色かな。なんか“情け”があるような、深い感じ。

友利:あぁ!うん。あると思う。

知花:そうだね、深い感じ。それに、さちこさんの衣装も藍染だし、オープニングは海だし。

比嘉:うんうん、海がずっとバックにありますもんね。

 

 

【Q4】メンバーの誰か1人と入れ替わるなら、誰がいい?

 

出演メンバー&スタッフ1人1人が、重要な役割を担い、少数先鋭でチームが組まれている「沖縄燦燦」。

喜びの時も、苦難の時も、一緒に乗り越えてきたチームだからこそ、もしメンバーの誰かと入れ替われるとしたら、誰になって舞台公演をしてみたい?

 

 

<皆さんの回答>

知花:今のまま

比嘉: カナー(上原結氏)

くによし:いのさん(猪股孝之氏/舞監=舞台監督)

前里:他は他の人に おまかせします

友利:チアキさん(音楽隊/三線)&小百合さん

 

 

<それぞれの答えを見て……>

比嘉:友利さん的には、チアキさんになって舞台出たいんですか!?

友利:……私、歌いたい……。(笑)

全員:スゴイ!(笑)

前里:私は今のままで。“お客様”でもいいなぁと思ったんだけど。

知花:私も!お客様かなぁとも思ってた!「沖縄燦燦」を“観る”っていう楽しみ方をしたい。

比嘉:僕はカナーかな。入れ替わるっていうよりは、僕がどう見えるのか、どう演じているのかをカナーの目線で見てみたい。いつも(上原氏から)『愛が足りない』って言われるから。(笑)

全員:愛かぁ~(笑)

友利:さちこさんは、なんで いのさん?

くによし:(舞台監督だったら)全部、知り尽くせるでしょう?

全員:なるほど……!

 

 

【Q5】沖縄燦燦チームの『好きなところ』『ほかには負けないぞ!』というポイントは?

 

さぁ、いよいよ最後の質問。
チームワーク抜群の「沖縄燦燦」メンバー。 皆さんが思う、「沖縄燦燦」チームの“イチバン”を聞きました。

 

 

<皆さんの回答>

知花:笑顔♡

比嘉:みんなのキラキラとした「笑顔☺」

くによし:元気200%と思いやり♡

前里:らら~ら~

友利:ら~らら~ 言葉にできない

 

笑顔が絶えない楽しいチーム
そのポジティブなパワーが観客にも伝わるのかもしれない

 

 

<それぞれの答えを見て……>

友利:“言葉にできない”から、そのまま歌で書いてみました。

前里&友利:ら~らら~♪らら~ら~♪言葉に~できな~い♪

比嘉:歌ってる。(笑)

全員:(爆笑)

 

 

この後も皆さんの話しは尽きず、名残惜しい雰囲気を残したまま座談会は終了。

 

たくさんのお話を聞く中で、舞台「沖縄燦燦」が観る人に愛される作品である理由が何だか分かったような気がします。

愛と喜びにあふれた作品に携わる人たちは、愛と喜びにあふれる人たちでした。
皆さま、楽しいお話をありがとうございました!

 

 

座談会してくれた人

 

・知花 小百合(ちばな さゆり)|村の娘 役/ステージング

ステージング(振付)担当として「沖縄燦燦」の初期より舞台制作に携わり、また自らも演者としてステージに立つ。チームを牽引するムードメーカー。

 

・比嘉 大志(ひが たいし)|三良(サンラー)役

2015年より3代目サンラー役を務める。琉球古典芸能の舞台を中心に、国内外で活躍する若手実力派の実演家。

 

・くによし さちこ|バイオリン

2016年より出演。バイオリン・ビオラ奏者として、音楽ジャンルにとらわれない多彩な活動を精力的に行っている。

 

・前里 茜(まえさと あかね)|演出助手

演出助手として「沖縄燦燦」の初期より舞台制作に携わる。著名な演出家のもとで培われた手腕は、メンバーからの信頼も厚い。

 

・友利 奈緒子(ともり なおこ)|制作

制作担当として「沖縄燦燦」の舞台を裏から支える縁の下の力持ち。作品・演者・スタッフへのリスペクトと愛にあふれる人。

 


沖縄燦燦|2019年度 沖縄県文化観光戦略推進事業

■公演スケジュール

2020年 1月 10日(金)19:00
      11日(土)13:00/16:00
      12日(日)13:00/16:00

※開場は全日とも開演時間の30分前となります。

■会場
パレット市民劇場
沖縄県那覇市久茂地1-1-1パレットくもじ9F

■チケット料金(税込)
一般:2,500円
高校生以下:2,000円
※未就学児に限り膝上鑑賞無料 →チケット購入はコチラから

ACO沖縄公式サイト


【速報】舞台「沖縄燦燦」鑑賞リポート。みんなで一緒にOKINAWA SAN!SAN!

 

  

沖縄を知りたい、感じたい、楽しみたい!
そんな皆さまにお届けする芸能舞台『沖縄芸能DAYS 2019』。その第3弾「沖縄燦燦(おきなわさんさん)」の公演が2020年1月10日(金)に始まりました。

 

今回も会場・公演の様子、みどころ、実際のクチコミなど、気になるポイントを独自取材。たっぷりの写真と共に、どこよりも早くリポートしちゃいます!

 

生きる喜びと愛が詰まった沖縄版ミュージカル「沖縄燦燦」。国内外で高い評価を受ける人気の舞台を鑑賞して、沖縄ならではの思い出づくりをしてみませんか。

 

さぁ、皆さまご一緒に!
OKINAWA SAN!SAN!

 

「沖縄燦燦」2019年度の公演はどんな感じ?

 

沖縄芸能DAYS 2019「沖縄燦燦」の公演プログラム

  

沖縄の島々には、今を生きる私たちの心を揺さぶる、多彩な歌や踊りがたくさんあります。

  

人々の生活に息づいた宝物のような音楽に、現代のアレンジを加え、生きる喜びと愛を綴った沖縄版ミュージカル「沖縄燦燦」。

  

今回で初演から7年目を迎える人気の舞台は、国内外の多くの人にハッピーを届けながら、今もなお進化を続けています。

  

開演15分前の会場の様子
この日は開演時間になると席はほぼ満席に

  

「沖縄燦燦」は、出演者のセリフなしでストーリーが進むノンバーバルな舞台。それでも、色とりどりの衣装、力強く美しい踊りと、バイオリン・三線・太鼓の生演奏に乗せて次々と展開するステージに、いつの間にか心を奪われているから不思議です。

 

 

三良(サンラー)と加那(カナー)の恋物語を中心に描かれる、あたり前だけど特別な日常の風景は、沖縄の色を強く感じるのに、どこか懐かしい。登場人物が多いわけではないのに、ワンシーンごとの情景は、驚くほど豊かです。

 

ドキドキして、笑って、一緒に拍手して……
心が上へ上へ向かうように、フィナーレに向けて加速していくステージの高揚感はクセになりそう!

  

 

はじめて「沖縄燦燦」を見る人も
たくさん「沖縄燦燦」を見ている人も
見れば見るほど笑顔になる———“幸せ”を呼ぶ舞台。

 

会場でしか味わうことができない最上級の一体感を、ぜひ体感してみてください。

 

舞台「沖縄燦燦」をもっと詳しく知りたい人はコチラの記事もおススメです!

・沖縄版ミュージカル「沖縄燦燦」を120%楽しむ!あらすじ&みどころ

  

公演会場では楽しいイベントもいっぱい!

 

昨年の公演で大好評だった抽選会は今年も実施
さぁ、何が当たるかな!?

 

沖縄芸能DAYS 2019「沖縄燦燦」の公演では、来場者限定イベントも開催しています。

目玉はなんと言っても、公演後の抽選会。
豪華景品が当たる“ハズレなし”の抽選会は、会場に来た人なら誰でも参加OKという太っ腹イベントです!

 

ざまみダンボール特製 沖縄燦燦クラフトパーランクー

 

今回、用意されている景品がコチラ。

 

・ざまみダンボール特製 沖縄燦燦クラフトパーランクー
・沖縄燦燦 特製クリアファイル
・沖縄芸能DAYSオリジナルデザイン 紅型柄トートバッグ

 

何が当たるかは、会場でのお楽しみ。
アナタのお目当ての景品はどれ?

 

「沖縄燦燦」みんなのクチコミ

 

公演の後はロビーで記念撮影タイム
笑顔で撮った写真は思い出の1枚に

 

<子どもも、大人も、はじめてさんも>

◆子どもにみせたくて来ました。とてもよかったです。(県内/30代女性)

◆たのしかった!!きてよかった!!おもしろかった!! (県内/10代女性)

◆🐟もらったよ☺ すごくおもしろかった☺☺☺(県内/10歳未満女性)

 

 

◆今日はなんとなく、ひとりで観に来たが次回から家族や友人にも観せたい。子・孫たちに、楽しく伝統を伝えたい。とてもすばらしい!!出会えてよかった(県内/60代女性)

◆こういうのはじめてみました。とてもよかったです。(県内/40代女性)

◆初めて沖縄燦燦の公演をみました。あまりウチナーグチは得意ではないけど、最後まで楽しくみる事ができました。出演者の笑顔やおどり、とってもよかったです。次の公演もあればみにきたいです。(県内/40代女性)

 

 

<沖縄大好き!旅の思い出にも>

◆非常に楽しかったです!(県外/30代男性)

◆沖縄を楽しませてもらいました。ありがとう(県外/70代男性)

◆すばらしい演出&出演者の方々で感動し元気をもらいました。沖縄が大好きになりました。もっともっとみんなに感動を与えて下さいね!!(県外/70歳以上)

◆大阪から観に来たかいがあった。(県外/60代男性)

◆すごく良かったです!!ありがとうございました!!(県外/10代女性)

◆期待どおりの公演で沖訪のかいがありました。大満足で来る5月りっかりっかフェスタや東京でのアシデジと東京文化催しなどでの再演を期待しております。(県外/70歳以上男性)

 

 

<うちなーんちゅのアナタにも>

◆磨き抜かれた技に感動と元気と勇気をいただき、ありがとうございました。ブラボー(県内/70代女性)

◆最高!でした♡(県内/20代女性)

◆沖縄そのまま!!すばらしい心もりだくさんで感動しました。おどりもすばらしいですがバイオリン、たいこ、三線、本当に聴く!!舞台ですねネ。原点を思い出しました。心よりありがとうございます。(県内/40代女性)

 

 

◆とても楽しめました。次回もこの次も期待致します。本日はありがとうございました。(県内/60代女性)

◆素晴らしい!!楽しかった!!素敵!!(県内/60代女性)

◆全て好きですが……後半のどとうの高揚感がたまらないです。幸せすぎなのか、皆さんの頑張ってる姿なのか、泣けてきました。本当にステキでした。ありがとうございます。(県内/40代女性)

 

 

<海外から来たアナタにも>

◆Best Performance, I really enjoyed it don’t change anything☺.(海外/30代女性)

◆Just perfect send my love to the performance it was so lovely. Thank you so much. (海外/20代男性)

◆It was very awesome & I’m so excited. Thank you all & ARIGATO GOZAIMAS.(海外/20代男性)

 

 

 

旅の思い出に沖縄芸能をプラス

 

第3弾となる舞台公演「沖縄燦燦」は
国際通り近くパレット市民劇場で行われる

 

沖縄芸能DAYS 2019は2つの会場で全4つのコンテンツが楽しめる舞台公演です。その第3弾公演が舞台「沖縄燦燦」。

 

会場となるパレット市民劇場は国際通り近くにあるので、沖縄旅行の計画にプラスしやすいのも魅力のひとつ。ほかの観光とあわせて、沖縄らしい旅の思い出作りをしたい人にはオススメです!

 

 

『沖縄芸能DAYS 2019』の各公演では、おトクなキャンペーン企画も用意されています。

「沖縄燦燦」の会場では2020年2月7日(金)~2月9日(日)に公演される「五月九月(ぐんぐぁち くんぐぁち)」のチケットを先行販売中。チケットを割引価格で購入できるほか、先着30名限定で「琉球ぴらすコラボ オリジナルトートバッグ」がもらえるプレゼント企画も実施中です。

 

“ちょっとだけスペシャルな沖縄時間を堪能したい”
そんなアナタは、次回公演もお楽しみに。

 


沖縄燦燦|2019年度 沖縄県文化観光戦略推進事業

■公演スケジュール

2020年 1月 10日(金)19:00
      11日(土)13:00/16:00
      12日(日)13:00/16:00

※開場は全日とも開演時間の30分前となります。

■会場
パレット市民劇場
沖縄県那覇市久茂地1-1-1パレットくもじ9F

■チケット料金(税込)
一般:2,500円
高校生以下:2,000円

※未就学児に限り膝上鑑賞無料 →チケット購入はコチラから

ACO沖縄公式サイト


沖縄燦燦 出演メンバー&スタッフ座談会[前編]
~聞きたいアレコレ 教えてスペシャル~

  

2020年1月10日より、舞台「沖縄燦燦」の沖縄県内公演がいよいよスタートします!

  

生きる喜びと、いっぱいの愛にあふれる沖縄版ミュージカルは、公演のたびに国内外を問わず大盛況。「沖縄燦燦」を観るのを楽しみにしている!という人も多いはず……。そこで今回は、舞台に出演するメンバー&舞台を支えているスタッフの皆さんに、驚きと、笑いと、裏トークたっぷりの座談会を開いてもらいました!

  

写真左より:比嘉氏/くによし氏/友利氏/知花氏/前里氏(ACO事務所にて)
夜遅い時間だったにも関わらず、メンバーからは笑顔がたえない

  

座談会してくれた人

  

・知花 小百合(ちばな さゆり)|村の娘 役/ステージング

ステージング(振付)担当として「沖縄燦燦」の初期より舞台制作に携わり、また自らも演者としてステージに立つ。チームを牽引するムードメーカー。

  

・比嘉 大志(ひが たいし)|三良(サンラー)役

2015年より3代目サンラー役を務める。琉球古典芸能の舞台を中心に、国内外で活躍する若手実力派の実演家。

  

・くによし さちこ|バイオリン

2016年より出演。バイオリン・ビオラ奏者として、音楽ジャンルにとらわれない多彩な活動を精力的に行っている。

  

前里 茜(まえさと あかね)|演出助手

演出助手として「沖縄燦燦」の初期より舞台制作に携わる。著名な演出家のもとで培われた手腕は、メンバーからの信頼も厚い。

  

友利 奈緒子(ともり なおこ)|制作

制作担当として「沖縄燦燦」の舞台を裏から支える縁の下の力持ち。作品・演者・スタッフへのリスペクトと愛にあふれる人。

  

2019年公演の様子。
エネルギッシュな舞台を生み出すのは少数精鋭のメンバーたち

  

「沖縄燦燦」との出会い

  

比嘉大志(以下 比嘉):僕は3代目のサンラー役をやらせてもらっているけど、実はオファーをもらった時は、小百合先生からDVD渡されて『これ、覚えてきてね!』って言われて。(笑)

知花小百合(以下 知花):あの時は、私たちが海外公演に出ていて……急遽「沖縄燦燦」の公演が決まったから、日程的にどうしてもサンラー役が決まらなかった。

前里茜(以下 前里):そうだったねぇ!

知花:せっかくの公演機会だから逃したくない。それなら3代目を担える“誰か”を作らないと!って。でも海外から戻ったら、もう公演日っていう日程で、時間としては1週間くらいしかなかったよね。(笑)

比嘉:2代目サンラー役の川満香多さんに猛特訓してもらって、1週間で覚えました。(笑)

知花:私も香多に電話して『3代目を作って。大志も大丈夫って言っているから、期待して』って。

  

「沖縄燦燦」唯一の男性キャストでもあるサンラー。
ソロでの見せ場も多い。

  

比嘉:あの1週間は、目標とする先輩に、付きっきりで徹底的に指導してもらえる貴重な時間でした。本番当日には、初代サンラー役の佐辺良和さんも駆けつけてくれて。

知花:そうそう。舞台裏のお手伝いまでしてくれた。

前里:舞台裏もバタバタで、凄まじかったからね。

比嘉:このあいだ部屋を掃除していたら、その時に佐辺さんからもらったお手製の指南書が出てきて。舞台の上手にはコレ、下手にはコレを置くみたいな。

全員:おー!さすが!

比嘉:もう改めてスゴイと思って。初演は一生懸命すぎて何をしたか覚えてないけど、でもそうやって丁寧にやってくれる先輩たちのおかげで、自分は舞台に立てたんだなぁて。僕にとって思い出のスタートなんです。

  

  

互いにリスペクトし合えるチーム

  

友利奈緒子(以下 友利):私、サチコさんに聞きたかったんだけど……お客様や演者さんの調子やノリって公演によって違うじゃないですか。音楽隊はそういうのをどういう風に見てるのかなぁって気になって。合わせたり、引っ張ったり演奏の仕方は変わるんですか?

比嘉:あぁ……でも立方(たちかた=演者)のノリって、たぶん音楽隊にはダイレクトに伝わってますよね?

くによしさちこ(以下 くによし):うん、それは分かりますね。

比嘉:たとえば僕は、太鼓の伊波はづきさんとかにも『今日はどうしたい?』ってよく聞かれいています。

全員:へぇ~!そうなんだ!

比嘉:音楽隊の皆さんって、すごく感受性が豊かというか。今日は上手くいってる・いってないとか、立方の調子はめっちゃ感じているんだろうなって思う。

  

  

くによし:これは持論なんだけど。演奏するときは、音楽隊同士・立方さん・お客様の全方向に向かって常にアンテナを立てていて、色々なものを感じるようにしながら演奏しているの。もちろん自分自身の調子もあるから、いつも思い通りにできるわけじゃないけどね。(笑)

前里:へぇ、面白い!

知花:体の動きだったら一瞬だけど、音はダイレクトに出ちゃうからね。

友利:“音”は大変ですよね。

くによし:バレちゃうからね。(笑)

比嘉:「沖縄燦燦」の舞台では、(音楽隊が)1番長い時間ステージに出てますもんね。

  

  

くによし:あとは、お互いへのリスペクトなのかなって思います。

全員:おぉー!(感嘆)

くによし:舞台に携わってきた者として、良い舞台だなと思えるのは、出演者それぞれが互いに尊敬し合っている作品だなと、つくづく感じていて。たとえば『こうした方がいいんじゃない?』って誰か言われても、そこに尊敬があるから『あぁ、そうだよね』って素直に受け取ることができる。

全員:うんうん。

くによし:「沖縄燦燦」のチームは、そうやって互いに高め合っていくことができる関係だなって。

知花:この作品が終われば、それぞれの道に戻っていくけれど、公演があれば再集結する。その間に得たものが見えるから『また成長したなぁ』ってお互いに思っているよね。

くによし:たしかに。みんな楽しそうだもんね!

  

SNSで発信されているメンバーのオフショットは
楽しい雰囲気が伝わってくるハッピーな写真ばかり

  

1人1人の個性が生み出す舞台

  

知花:時間が合えば、お互いの舞台なんかも見に行ったりするもんね。『へぇ、この人こんなこともするのか……よし、使おう!』って。(笑)

全員:ネタ集め!(笑)

知花:作品を良くするためにね。1人1人が輝くように、その人のキャラを活かそうっていう想いはあるよ。

前里:お稽古の中で出てくることも多いしね。

知花:お稽古中に輝いているシーンが出てきたら『これを活かそう』となる。

前里:今のだ!ってね。

知花:古典舞踊には基礎があって、想いなんかは押さえながら表現するでしょ。だから「沖縄燦燦」では、その“タガ”を外して『今を生きている自分』を表現して欲しくて。で、また原点(古典舞踊)に戻っていく……そういう行き来ができたらいいなと思って振付をしてる。

前里:そう考えると“作品作り”ってお稽古の中でしか作れないのかもしれない。「沖縄燦燦」も、お稽古のたびに良いものになっていると思うから。

  

自他共に認める名コンビの2人
互いに足りないところを補っているという理想的な関係

  

知花:「沖縄燦燦」という作品自体は変わらないけど、長く公演を続けることで、“今の自分がどこに立っているのか”が舞台上に出てくるようになったと思う。この舞台は、いわゆる新しい振付だから、土臭くやるには自分の経験がものをいう。作品の内容は変わらなくても、踊っている人たちなりの舞台が作られていくんじゃないかなぁ。

前里:こうやって小百合さんが表現の演出をしてくれる。私は隣で『がんばれー!』って言ってるだけかも。(笑)

知花:でも、(前里氏は)芸能を知らない人の目でそばに付いていてくれる。その助言で、立方も変わってくるから。

友利:たしかにそう。茜さんはいつもお客様目線で、それは絶対にブレないですよね。

比嘉:僕らが流れでやっているものを切り取ってくれるのは茜さん。

前里:え、そうなの?

全員:(笑)。

  

稽古場でもやっぱり名コンビの2人

  

比嘉:サンラーとカナー、同じペアでやっていても、茜さんからは毎回課題が出される。たぶん、ずっと先にあるゴールに向かって一歩ずつ進めてくれてるんだと思う。そして求められていることは、すごく高い場所にある。(笑)

前里:(私の指示は)すごい細かいよね。(笑)

比嘉:歴代のサンラー役はすごい先輩たちが務めてきていて、僕自身もそのイメージが強くある中で、小百合先生と茜さんが“自分らしさ”を引っ張り出してくれる。それができるのは、この2人のペアだからじゃないかと思います。

前里:うん。私1人だったら無理かもしれないね。

知花:本当に、だいぶ助かっています。

前里:お互いにないものを補い合っている感じは、すごくあると思う。

友利:うん、それは近くでお2人を見ていても感じます。

  

  

それぞれが描く「沖縄燦燦」の未来

  

くによし:こういう素晴らしい人たちが作っている舞台があること、芸能があること、その価値にもっと気が付いて欲しい!さっき小百合さんも言っていたけど……私は音楽をとおして、ジャンルを超えて行き来できる人たちが増えれば、もっと楽しくなるのになぁって思ってる。

知花:うんうん。そして、それを世界に発信していきたいよね。それまで踊り続けたい!

比嘉:こうやって小百合先生が一緒に走り続けてくれるから、僕も頑張れる。個人的には、歴代の先輩たちが30代前半までサンラーを演じていたので、まずはそこまで踊り続けることが目標。あとは……『5kgやせたら人生変わる』って言われたからダイエットが近々の目標です。(笑)

知花:そして「沖縄燦燦」でジャニーズを作ろう!(笑)

友利:小百合さん、それいい。楽しそう!

前里:「沖縄燦燦」を沖縄観光の目的に入れたいよね。美ら海、首里城、沖縄燦燦。そのために24時間営業の「沖縄燦燦劇場」を作りたいかな。出演者の質を上げることは当然として、芸能や文化の底上げをしたい!拠点を持ってやることで、そのための地盤が作れると思うから。ちなみに、今後行きたい海外はドバイ、デンマーク、ニューヨーク……

くによし:ドバイ行きたい!

全員:(笑)。

  

  

和やかに、そして熱く展開していく、笑いの絶えない座談会。

「沖縄燦燦」という作品を通してひとつになったメンバーの結束力の強さを、会話の端々から感じます。

  


次回更新予定、『沖縄燦燦 出演メンバー&スタッフ座談会 後編』は、一問一答形式。

沖縄燦燦で好きなシーンは?

メンバーの誰か一人と入れ替わるなら、誰がいい?

沖縄燦燦を色でたとえると?

などなど。

驚き?納得?の答えが連発する後編もお楽しみに!

  

  


沖縄燦燦|2019年度 沖縄県文化観光戦略推進事業

■公演スケジュール

2020年 1月 10日(金)19:00

       11日(土)13:00/16:00

       12日(日)13:00/16:00

※開場は全日とも開演時間の30分前となります。

■会場

パレット市民劇場

 沖縄県那覇市久茂地1-1-1パレットくもじ9F

■チケット料金(税込)

一般:2,500円

高校生以下:2,000円

※未就学児に限り膝上鑑賞無料 →チケット購入はコチラから

ACO沖縄公式サイト


  

知花小百合×前里茜 沖縄燦燦スペシャル対談「沖縄で生まれたロングラン公演のバックステージ」

  

2013年の初演以来、国内外をとおしてロングランを続けるとびきりハッピーな舞台「沖縄燦燦」の沖縄県内公演が、いよいよ2020年1月10日よりスタートします!

今回お届けするのは、ステージング・知花小百合氏と演出助手・前里茜氏によるスペシャル対談。舞台のキーパーソンである2人だからこそ知る、制作の舞台裏や秘話もたっぷりとお楽しみください。

  

対談は知花氏の母校でもある沖縄県立芸術大学の中庭にて。
写真左:知花小百合氏/写真右:前里茜氏

  

チームワークで乗り越えた、怒涛の1カ月

  

前里茜(以下 前里):実は、沖縄燦燦の舞台制作が決まった最初の頃のことは覚えてないの。大変すぎて。(笑)

知花小百合(以下 知花):最初の公演まで1カ月ちょっとしかなくてね(笑)。

前里:ノンバーバル舞台(=言葉を必要としない舞台)だけど、最初にもらった台本にはセリフが書かれていて。でも現状の「沖縄燦燦」みたいな舞台全体のストーリーはなくて……。“作品を作る”ということに加えて、『作品の意図を受け取れているのか、それを伝えられているのか』もうパニック状態。プレッシャーを感じている暇もなかった。(笑)

知花:そうだ!最初はストーリーがなかったんだよね。それでお芝居の経験がある三浦基雄さんも演出助手として参加することになって……恋物語なら誰が観てもわかるからと、サンラーとカナーのお話が生まれた。

前里:そうそう。

  

サンラーとカナーの恋物語を中心にストーリーが進む
普遍的なテーマだからこそ 国籍や年齢を越え多くの人が共感できる

  

知花:台本に書かれている曲順を自分たちで整理して、松元靖さん(音楽担当)が原曲をアレンジするところから舞台作りがスタート。どこを盛り上げるのか、どこをどうしたいのか……そこからかぁ!みたいな感じで始まった。(笑)

前里:私はみんなの追い立て役で。早く音楽をください!とか、稽古が足りてないからスケジュール調整して!とか。(笑)

知花:私が振付を作るときも、曲ができていないシーンが多かったからね。

前里:たしかに。1曲にかけられる時間は、相当に少なかったかもしれないね。

知花:(ステージング担当として)1時間の振付を自分で作る、しかも少人数の舞台。私自身、この無理難題をどうクリアできるのか、みんなの力を借りながら『これでもかっ!これでもかっ!』と試行錯誤した1カ月間だった。だから1番最初の公演で、お客様から拍手をいただいたときは『みんな、本当にありがとう!』って。

  

演者・スタッフの1人1人が重要な役割を担う
まさに少数精鋭の舞台だ

三隅治雄氏と沖縄芸能

  

前里:私の場合、本番までが私の仕事だから(最初の公演中は)祈ることしかできなかったの。しかも、隣には「沖縄燦燦」を作った三隅治雄先生が座っていて。“紫綬褒章も受章している偉い先生”って思ったら、どうしたらいいのか分からなくなって……最初は隣にすら座れなくて椅子1個分あけた床の上に座ってた。(笑)

知花:(笑)

前里:お話すると、普通に優しい方なんだけどね。携わってこられた文献や功績が、もうすごすぎて。

知花:私の師匠である古謝弘子先生と三隅先生は昔から親交があったから、すごい方だっていうのは「沖縄燦燦」以前から私も知っていて。三隅先生は、長年に渡って沖縄の芸能や文化を聞き取り調査して、それを“良い形”で舞台に乗せようとする第一人者でもあるから、本当に偉大な方だと思う。

前里:たしか三隅先生の“先生”が『日本の芸能を知るなら、沖縄に行きなさい』と、おっしゃったとか。

知花:そうそう!

前里:本当は、そのあたりも先生と深くお話したい!

  

苦労も喜びも共にしている2人からは
驚きの思い出話が次々と飛び出す

  

前里:毎公演ごとに新しい振付や演出が加わる「沖縄燦燦」だけど、題材にしているのは沖縄にある普遍的なもの。だから時代や環境に左右されない、本質が変わらない作品だと思ってるの。「沖縄燦燦」という作品自体に力があるんだなぁと、年々と確信が強くなっている。

知花:うんうん。

前里:ときには舞台を観てくれたお客様から『これを琉球舞踊だと思われたくない』っていう、厳しい意見をもらうこともあるけど……

知花:そうだね。だから私としては、この作品を“入口”にして欲しい。でも舞台に立っているのは、古典からしっかりと琉球舞踊を学んで、一つ一つ階段を登ってきた演者たち。沖縄にある音楽を借りて作られた舞台で表現するのは創作舞踊も含めた“今”だけど、その根本には脈々と受け継がれてきた琉球舞踊があるから。それを感じて、芸能の世界を楽しんでほしいなって。

前里:うん。

知花:たとえば私たちの「沖縄燦燦」を観てくれた人が、『じゃあ本当の琉球舞踊って何?』となって沖縄を知る入口になってくれたらイイなぁ。

  

沖縄の情景とともに、懸命に日々を送る人々の姿が
アレンジを加えた歌と踊りに乗せてテンポよく展開される

  

真逆の2人

  

知花:茜さんも私と出会った頃は、琉球舞踊とかあまり知らなかったよね。

前里:まったく。一概には言えないけど、私の親世代には“沖縄”にコンプレックスを持っている人も多くて。小・中学校時代を思い返しても、周囲に沖縄の芸能をやっている人が身近にまったくいなかった。

知花:私は真逆の世界。読谷村っていう、いわば“芸能の島”で育っているから、茜さんと出会ったときは『こんなに知らない人がいるんだ』と、ある意味で衝撃だったくらい。

前里:地域でエイサーもやらなかったし、青年会もなかったと思う。子供の頃にテレビで観た沖縄芸能の番組は、馴染みがなくて退屈でしかなかった。

知花:だから茜さんと一緒にやるのは楽しいんだよね。『やってること伝わってる?』って聞くと、ダイレクトに答えてくれるから。(笑)

  

  

前里:小百合さんに会わなかったら、多分(沖縄の芸能を)見てないと思う。私は、小百合さんと出会えてラッキーだなぁと思ってるよ。みんなが小百合さんについていく。面白いキャラクターだし。(笑)

知花:(笑)。お互いにないものを補い合えてるのかな?特に「沖縄燦燦」では、茜さんがいてくれたから出来たことがたくさんある。信頼しています。

前里:(照れ笑)。

知花:だから私が落ち着いたら(前里氏に)琉球舞踊を教えようと思っている。(笑)

前里:おぉ。(笑)

  

ロングラン公演の、その先

    

前里:「沖縄燦燦」という舞台を7年間やってきて思うのは、本当に自分が『好きだ!』と思える作品に関わることができて、さらにその作品が長く続いている今は、超ラッキーだなということ。たとえ自分がどんなに良いと感じても、続かない作品はたくさんある。

知花:たしかに。歌や踊りは単品で続けることができるけれど、長く残る“作品”を作るのは大変だよね。

前里:しかも「沖縄燦燦」は各地での学校公演を通して、子供たちの沖縄に対する興味や関心への種まきが、地道にできている気がするの。

知花:出演者と一緒に何かをやるワークショップ型だから、参加した子供たちの印象に、強く残ってくれるかなってね。

前里:沖縄の芸能には、まだまだファンが少ないから……そうやって、この作品が何か沖縄の助けになったら良いなと思うよね。

  

公演後、拍手で包まれる会場にはハッピーな笑顔があふれる

  

知花:いつかは、美ら海水族館、首里城、沖縄芸能ってなるように。まずは「沖縄燦燦」を10年残る作品にしたい!そして、舞台に来てくださるお客様にも『今を生きている喜び』を一緒に感じてもらえるように。お客様も、演じる私たちも若返るようなプラスのエネルギーを出し続けたい!(笑)

前里:これまでも、変化をしないことの方が難しいくらい、毎回“新しさ”を生み出してきた舞台だから。これからも『何回観ても面白い!』と言われるような舞台を作り続けましょう!

   

  

対談した人

知花 小百合|ちばな さゆり

舞踊家/役者/朱日流朱之会師範

舞台「沖縄燦燦」ではステージング(振付)を担当するだけでなく、自らもステージに立つことで常に新しい表現を模索し続けている。琉球舞踊・沖縄芝居・現代演劇など、活躍の舞台は幅広く、国内外で数多くの公演に出演する実力派。


前里 茜|まえさと あかね

茜演出工房代表。

現代演劇の舞台経験を持ち、“芸能の仕事に携わりたい”との想いから映像制作会社に入社。2007年からは、加藤直、ふじたあさや、鄭義信など、日本を代表する演出家の演出助手として活躍。舞台「沖縄燦燦」でも演出助手として、その手腕を発揮している。

  

撮影場所協力

沖縄県立芸術大学

  


沖縄燦燦|2019年度 沖縄県文化観光戦略推進事業

■公演スケジュール

2020年 1月 10日(金)19:00

       11日(土)13:00/16:00

       12日(日)13:00/16:00

※開場は全日とも開演時間の30分前となります。

■会場

パレット市民劇場

 沖縄県那覇市久茂地1-1-1パレットくもじ9F

■チケット料金(税込)

一般:2,500円

高校生以下:2,000円

※未就学児に限り膝上鑑賞無料 →チケット購入はコチラから

沖縄燦燦(エーシーオー沖縄)公式サイト

  

沖縄版ミュージカル「沖縄燦燦」を120%楽しむ!
あらすじ&みどころ

沖縄の島々に伝わる歌と踊りにのせて繰り広げられる
ちょっと不器用でまっすぐな 恋する2人の物語
———沖縄燦燦———

世界中の観客にハッピーを届けてきた沖縄版ミュージカルが
国際通り近くの『パレット市民劇場』にやってきます!

はじめて見るあなたも、リピーターのあなたも
これを読めば沖縄燦燦をもっともっと楽しめるはず!

今度の沖縄旅行は
言葉や文化の壁を超えた 心ときめく感動の舞台をご一緒に

Introduction -はじめに-

2013年の初演以来、世界各国の演劇祭で高い評価をうけ、今なおパワーアップしながら進化する「沖縄燦燦」。国内外をとおしてロングラン公演を続ける人気の舞台が、今年もとびきりの愛と喜びの時間をお届けします。

2013年 初公演
2014年 フランスの演劇祭アヴィニョンフェスティバルで5つ星 獲得
2015年 イギリスの演劇祭エディンバラフリンジフェスティバルで5つ星 獲得
2015年 ワルシャワの演劇祭アシテジ世界大会フェスティバルにてベスト25作品に選定
2018年 文化庁芸術祭へ参加
2019年 日本国外務省主催ロシア公演に参加

『沖縄の太陽を感じさせてくれるこの舞台は、老若男女みんなが楽しめるもので、日本文化愛好者、また元気な笑顔をもらいたい、という観客にはぴったりだろう』
———LA PROVENCE |星5つ評価———

『壮観で、美しく、カラフルで刺激的。温かくて元気をもらえる、とてもうまく作られた作品だ』
———The MUMBLE|星5つ評価———

Story –あらすじ-

この島がまだ“琉球”と呼ばれていたころ。
とある小さな漁村に三良(サンラー)という名の漁師がいました。魚を捕るため舟を出し、ときに大地を耕し、村の人々と助け合いながら日々を懸命に生きる三良。そんな村一番の頼れる男は、心優しい村の娘・加那(カナー)に想いを寄せていました。お互いの存在を大切に想い、少しずつ距離を縮めていく三良と加那。恋をして、結ばれて、やがて家族になっていく2人を、村の娘たちが賑やかに、そして温かく見守ります。

Character –登場人物-

三良|サンラー

とある村で漁師をしている若者。
純粋でまっすぐな恋心を加那に抱いている。周囲から頼られる存在だが、大好きな加那のために、ついつい格好つけてしまう一面も。

加那|カナー

三良と同じ村に住む、ちょっと内気な娘。
漁に出た三良のために祈りを捧げる、健気で優しい心の持ち主。その一方で、沖縄の女性らしい、凛とした強さも持ち合わせる。

村の娘たち

明るく、たくましく生きる村の娘たち。
三良と加那の恋の行方を温かく見守っている。

※写真はイメージです。公演日によってキャストが異なる場合がございます。

How to enjoy –みどころ-

バイオリン・ヴィオラ/歌・三線/パーカッションによる生演奏

生演奏ならではの圧倒的な臨場感

「沖縄燦燦」の楽曲は、全編にわたりバイオリン・三線・パーカッションによる生演奏でお届けします。演出・三隅治雄が、沖縄の島々を自らの足で巡り採集した歌に、作曲家・松本靖がアレンジを加え、人々の生活に息づく歌と踊りに、新たな魅力をプラスしました。

沖縄の伝統的な楽器と、洋楽器が紡ぎだす、新しくも懐かしい音色。ステージと会場をひとつにする、ライヴならではの臨場感たっぷりな歌と演奏は「沖縄燦燦」のシンボル的な存在です。

※写真はイメージです。公演日によってキャストが異なる場合がございます。

次々と変わるカラフルな衣装

見ているだけでワクワクする色鮮やかな衣装も「沖縄燦燦」の魅力のひとつ。
場面ごとに次々と変わる衣装は、当時を思い起こさせる伝統的なものから、まるでアートのように華麗なものまで様々です。

沖縄ならではの“美”が作り上げた衣装が、より艶やかに、よりハッピーに、舞台を盛り上げています。

恥ずかしがらずに、一緒に踊って!

ステージが始まる前に、お越しいただいた皆さまに簡単な踊りをレクチャーするミニ・ワークショップを行っています。ちょっと恥ずかしいな……なんて感じるアナタも、踊って歌えば心と体がハッピーになること間違いなし。ぜひ、フィナーレでは『沖縄燦燦!』の声とともに、キャストと一緒に踊ってみてくださいね!

Voice –お客様の声-

◆最近おちこんでいたけれど、それが一気に吹き飛びそうなくらい心がスカッとしました。最後の最後まで舞台上からサプライズとプレゼントが飛んでくる、そんな感じがしました。

◆一人一人の命と愛いっぱいのエネルギーに、本当にきてよかったと思いました。

◆家族・子供を含め本当に楽しめました!この感動を色々な人と共有したいです!

◆小学生の娘と一緒に来ましたが、娘もずっと笑顔で拍手していて、とても楽しそうでした。また観たいです♪

◆いつ見ても沖縄燦燦の公演は明るく若さにあふれ、とても素晴らしく元気をもらいます。

◆「生きる」というシンプルなテーマがこんなに美しいとは。愛をいっぱい感じました。ありがとう!

この島が奏でる愛の歌が聞こえる

誰かを想い、誰かを慈しみ、誰かと分かち合うこと。
「沖縄燦燦」で描かれているのは、何気ない毎日の中に散りばめられた愛と喜びの輝きです。忙しい日々のなか、ついつい忘れがちな”あたり前だけど特別な一瞬一瞬”を、沖縄に昔からある情景と、島々に伝わる歌と踊りに乗せて、アナタのもとへお届けします。

観ればきっと、元気になれる。
観ればきっと、大切な誰かに会いたくなる。

とびきりハッピーな旅の思い出を、ぜひ。


沖縄燦燦|2019年度 沖縄県文化観光戦略推進事業

■公演スケジュール
2020年 1月 10日(金)19:00
11日(土)13:00/16:00
12日(日)13:00/16:00
※開場は全日とも開演時間の30分前となります。

■会場
パレット市民劇場
沖縄県那覇市久茂地1-1-1パレットくもじ9F

■チケット料金(税込)
一般 :    2,500円
高校生以下:2,000円
※未就学児に限り膝上鑑賞無料

→チケット購入はコチラから(※沖縄燦燦の公演チケットは11月頃初旬~発売予定です)


沖縄燦燦STAFF

作・演出/三隅治雄
ステージング/知花小百合
音楽/松本靖
美術/滝善光
衣装/阿部美千代
照明/坂本義美
舞台監督/猪股孝之
音響/富山尚
演出助手/前里茜 三浦基雄
企画制作/下山久

あああ