2020年1月10日より、舞台「沖縄燦燦」の沖縄県内公演がいよいよスタートします!

  

生きる喜びと、いっぱいの愛にあふれる沖縄版ミュージカルは、公演のたびに国内外を問わず大盛況。「沖縄燦燦」を観るのを楽しみにしている!という人も多いはず……。そこで今回は、舞台に出演するメンバー&舞台を支えているスタッフの皆さんに、驚きと、笑いと、裏トークたっぷりの座談会を開いてもらいました!

  

写真左より:比嘉氏/くによし氏/友利氏/知花氏/前里氏(ACO事務所にて)
夜遅い時間だったにも関わらず、メンバーからは笑顔がたえない

  

座談会してくれた人

  

・知花 小百合(ちばな さゆり)|村の娘 役/ステージング

ステージング(振付)担当として「沖縄燦燦」の初期より舞台制作に携わり、また自らも演者としてステージに立つ。チームを牽引するムードメーカー。

  

・比嘉 大志(ひが たいし)|三良(サンラー)役

2015年より3代目サンラー役を務める。琉球古典芸能の舞台を中心に、国内外で活躍する若手実力派の実演家。

  

・くによし さちこ|バイオリン

2016年より出演。バイオリン・ビオラ奏者として、音楽ジャンルにとらわれない多彩な活動を精力的に行っている。

  

前里 茜(まえさと あかね)|演出助手

演出助手として「沖縄燦燦」の初期より舞台制作に携わる。著名な演出家のもとで培われた手腕は、メンバーからの信頼も厚い。

  

友利 奈緒子(ともり なおこ)|制作

制作担当として「沖縄燦燦」の舞台を裏から支える縁の下の力持ち。作品・演者・スタッフへのリスペクトと愛にあふれる人。

  

2019年公演の様子。
エネルギッシュな舞台を生み出すのは少数精鋭のメンバーたち

  

「沖縄燦燦」との出会い

  

比嘉大志(以下 比嘉):僕は3代目のサンラー役をやらせてもらっているけど、実はオファーをもらった時は、小百合先生からDVD渡されて『これ、覚えてきてね!』って言われて。(笑)

知花小百合(以下 知花):あの時は、私たちが海外公演に出ていて……急遽「沖縄燦燦」の公演が決まったから、日程的にどうしてもサンラー役が決まらなかった。

前里茜(以下 前里):そうだったねぇ!

知花:せっかくの公演機会だから逃したくない。それなら3代目を担える“誰か”を作らないと!って。でも海外から戻ったら、もう公演日っていう日程で、時間としては1週間くらいしかなかったよね。(笑)

比嘉:2代目サンラー役の川満香多さんに猛特訓してもらって、1週間で覚えました。(笑)

知花:私も香多に電話して『3代目を作って。大志も大丈夫って言っているから、期待して』って。

  

「沖縄燦燦」唯一の男性キャストでもあるサンラー。
ソロでの見せ場も多い。

  

比嘉:あの1週間は、目標とする先輩に、付きっきりで徹底的に指導してもらえる貴重な時間でした。本番当日には、初代サンラー役の佐辺良和さんも駆けつけてくれて。

知花:そうそう。舞台裏のお手伝いまでしてくれた。

前里:舞台裏もバタバタで、凄まじかったからね。

比嘉:このあいだ部屋を掃除していたら、その時に佐辺さんからもらったお手製の指南書が出てきて。舞台の上手にはコレ、下手にはコレを置くみたいな。

全員:おー!さすが!

比嘉:もう改めてスゴイと思って。初演は一生懸命すぎて何をしたか覚えてないけど、でもそうやって丁寧にやってくれる先輩たちのおかげで、自分は舞台に立てたんだなぁて。僕にとって思い出のスタートなんです。

  

  

互いにリスペクトし合えるチーム

  

友利奈緒子(以下 友利):私、サチコさんに聞きたかったんだけど……お客様や演者さんの調子やノリって公演によって違うじゃないですか。音楽隊はそういうのをどういう風に見てるのかなぁって気になって。合わせたり、引っ張ったり演奏の仕方は変わるんですか?

比嘉:あぁ……でも立方(たちかた=演者)のノリって、たぶん音楽隊にはダイレクトに伝わってますよね?

くによしさちこ(以下 くによし):うん、それは分かりますね。

比嘉:たとえば僕は、太鼓の伊波はづきさんとかにも『今日はどうしたい?』ってよく聞かれいています。

全員:へぇ~!そうなんだ!

比嘉:音楽隊の皆さんって、すごく感受性が豊かというか。今日は上手くいってる・いってないとか、立方の調子はめっちゃ感じているんだろうなって思う。

  

  

くによし:これは持論なんだけど。演奏するときは、音楽隊同士・立方さん・お客様の全方向に向かって常にアンテナを立てていて、色々なものを感じるようにしながら演奏しているの。もちろん自分自身の調子もあるから、いつも思い通りにできるわけじゃないけどね。(笑)

前里:へぇ、面白い!

知花:体の動きだったら一瞬だけど、音はダイレクトに出ちゃうからね。

友利:“音”は大変ですよね。

くによし:バレちゃうからね。(笑)

比嘉:「沖縄燦燦」の舞台では、(音楽隊が)1番長い時間ステージに出てますもんね。

  

  

くによし:あとは、お互いへのリスペクトなのかなって思います。

全員:おぉー!(感嘆)

くによし:舞台に携わってきた者として、良い舞台だなと思えるのは、出演者それぞれが互いに尊敬し合っている作品だなと、つくづく感じていて。たとえば『こうした方がいいんじゃない?』って誰か言われても、そこに尊敬があるから『あぁ、そうだよね』って素直に受け取ることができる。

全員:うんうん。

くによし:「沖縄燦燦」のチームは、そうやって互いに高め合っていくことができる関係だなって。

知花:この作品が終われば、それぞれの道に戻っていくけれど、公演があれば再集結する。その間に得たものが見えるから『また成長したなぁ』ってお互いに思っているよね。

くによし:たしかに。みんな楽しそうだもんね!

  

SNSで発信されているメンバーのオフショットは
楽しい雰囲気が伝わってくるハッピーな写真ばかり

  

1人1人の個性が生み出す舞台

  

知花:時間が合えば、お互いの舞台なんかも見に行ったりするもんね。『へぇ、この人こんなこともするのか……よし、使おう!』って。(笑)

全員:ネタ集め!(笑)

知花:作品を良くするためにね。1人1人が輝くように、その人のキャラを活かそうっていう想いはあるよ。

前里:お稽古の中で出てくることも多いしね。

知花:お稽古中に輝いているシーンが出てきたら『これを活かそう』となる。

前里:今のだ!ってね。

知花:古典舞踊には基礎があって、想いなんかは押さえながら表現するでしょ。だから「沖縄燦燦」では、その“タガ”を外して『今を生きている自分』を表現して欲しくて。で、また原点(古典舞踊)に戻っていく……そういう行き来ができたらいいなと思って振付をしてる。

前里:そう考えると“作品作り”ってお稽古の中でしか作れないのかもしれない。「沖縄燦燦」も、お稽古のたびに良いものになっていると思うから。

  

自他共に認める名コンビの2人
互いに足りないところを補っているという理想的な関係

  

知花:「沖縄燦燦」という作品自体は変わらないけど、長く公演を続けることで、“今の自分がどこに立っているのか”が舞台上に出てくるようになったと思う。この舞台は、いわゆる新しい振付だから、土臭くやるには自分の経験がものをいう。作品の内容は変わらなくても、踊っている人たちなりの舞台が作られていくんじゃないかなぁ。

前里:こうやって小百合さんが表現の演出をしてくれる。私は隣で『がんばれー!』って言ってるだけかも。(笑)

知花:でも、(前里氏は)芸能を知らない人の目でそばに付いていてくれる。その助言で、立方も変わってくるから。

友利:たしかにそう。茜さんはいつもお客様目線で、それは絶対にブレないですよね。

比嘉:僕らが流れでやっているものを切り取ってくれるのは茜さん。

前里:え、そうなの?

全員:(笑)。

  

稽古場でもやっぱり名コンビの2人

  

比嘉:サンラーとカナー、同じペアでやっていても、茜さんからは毎回課題が出される。たぶん、ずっと先にあるゴールに向かって一歩ずつ進めてくれてるんだと思う。そして求められていることは、すごく高い場所にある。(笑)

前里:(私の指示は)すごい細かいよね。(笑)

比嘉:歴代のサンラー役はすごい先輩たちが務めてきていて、僕自身もそのイメージが強くある中で、小百合先生と茜さんが“自分らしさ”を引っ張り出してくれる。それができるのは、この2人のペアだからじゃないかと思います。

前里:うん。私1人だったら無理かもしれないね。

知花:本当に、だいぶ助かっています。

前里:お互いにないものを補い合っている感じは、すごくあると思う。

友利:うん、それは近くでお2人を見ていても感じます。

  

  

それぞれが描く「沖縄燦燦」の未来

  

くによし:こういう素晴らしい人たちが作っている舞台があること、芸能があること、その価値にもっと気が付いて欲しい!さっき小百合さんも言っていたけど……私は音楽をとおして、ジャンルを超えて行き来できる人たちが増えれば、もっと楽しくなるのになぁって思ってる。

知花:うんうん。そして、それを世界に発信していきたいよね。それまで踊り続けたい!

比嘉:こうやって小百合先生が一緒に走り続けてくれるから、僕も頑張れる。個人的には、歴代の先輩たちが30代前半までサンラーを演じていたので、まずはそこまで踊り続けることが目標。あとは……『5kgやせたら人生変わる』って言われたからダイエットが近々の目標です。(笑)

知花:そして「沖縄燦燦」でジャニーズを作ろう!(笑)

友利:小百合さん、それいい。楽しそう!

前里:「沖縄燦燦」を沖縄観光の目的に入れたいよね。美ら海、首里城、沖縄燦燦。そのために24時間営業の「沖縄燦燦劇場」を作りたいかな。出演者の質を上げることは当然として、芸能や文化の底上げをしたい!拠点を持ってやることで、そのための地盤が作れると思うから。ちなみに、今後行きたい海外はドバイ、デンマーク、ニューヨーク……

くによし:ドバイ行きたい!

全員:(笑)。

  

  

和やかに、そして熱く展開していく、笑いの絶えない座談会。

「沖縄燦燦」という作品を通してひとつになったメンバーの結束力の強さを、会話の端々から感じます。

  


次回更新予定、『沖縄燦燦 出演メンバー&スタッフ座談会 後編』は、一問一答形式。

沖縄燦燦で好きなシーンは?

メンバーの誰か一人と入れ替わるなら、誰がいい?

沖縄燦燦を色でたとえると?

などなど。

驚き?納得?の答えが連発する後編もお楽しみに!

  

  


沖縄燦燦|2019年度 沖縄県文化観光戦略推進事業

■公演スケジュール

2020年 1月 10日(金)19:00

       11日(土)13:00/16:00

       12日(日)13:00/16:00

※開場は全日とも開演時間の30分前となります。

■会場

パレット市民劇場

 沖縄県那覇市久茂地1-1-1パレットくもじ9F

■チケット料金(税込)

一般:2,500円

高校生以下:2,000円

※未就学児に限り膝上鑑賞無料 →チケット購入はコチラから

ACO沖縄公式サイト