Invitation to “a la carte”
~琉球芸能ソムリエ・鈴木耕太からの招待状~
三線が鳴る 島唄が響く 太鼓を打ち鳴らし 人々が躍る
ここは 歌と踊りがあふれる島———沖縄。
時間と想いが幾重にも広がり 日常の風景になった歌と踊りは
ほかのどこでも味わえない この島の“ごちそう”になりました
ものしりな琉球芸能ソムリエ・鈴木耕太の愉快なおしゃべりをそえて
島自慢のスペシャリテを“a la carte=お好み”で お楽しみください
琉球芸能をお好みで
———a la carte———
沖縄の“逸品”を味わうビストロへ、ようこそ。
まずはリラックスして
琉球芸能の舞台を楽しんでください
「a la carte」では琉球芸能ソムリエとして舞台に立ちますが、僕は普段、大学で授業をしたり、琉球芸能の講座をしたりしています。話をする際にいつも考えているのは、皆さんにイメージしてもらうこと、楽しんでもらうこと。
“琉球芸能の舞台”と聞くと『よく分からないかも』『なんだか難しそう』なんて人もいるかもしれませんが、もともと芸能は、みんなでワイワイと楽しんだものでもあります。この舞台「a la carte」ではどうぞ肩の力を抜いて、リラックスしてお過ごしください。
もちろん、今回ご覧いただく“技”は超一流です。たっぷりの豆知識と、笑いのスパイスを少々くわえた琉球芸能ソムリエの解説をそえて、この島のスペシャリテを皆さんにお届けします。
歌や踊りの向こう側にある“隠されたストーリー”が
琉球芸能をもっと面白くする!
琉球芸能は、何百年も前に生まれて、今も演じられている芸能です。古典の芸能なので、歌や踊りで描かれているのは昔の話。ですから、現代の私たちには理解しづらい部分も確かにあります。
その理解しづらい部分を、分かりやすく解説し、より楽しく味わえるようにするのが琉球芸能ソムリエの役割です。
どんな味がするのか、どこが美味しいのか……
歌や踊りの向こう側にある、歴史や想いといった“隠されたストーリー”を知ると『あぁ、そういう気持ちなのか』『なるほど!』と共感できる部分がきっとあるはず!
琉球芸能を初めてみる人だけでなく、琉球芸能ファンの人にも『こういう見方もあるのか』と楽しんでいただければ嬉しいです。
時が経っても変わらないものがある
この島にある美意識を感じてもらえたら
琉球芸能は、長い年月の中で変わった部分もあるし、変わらない部分もある。僕は、それをどう伝えるかが大切だと思っています。本質はどこにあるのか、どうやって観たら面白いのかを考えるんです。専門家として、そして琉球芸能マニアとして、みんなが知っている“普通のこと”を僕が語っても、聞いている人をこの世界に引き込むことができないかなぁって思うから。
だから観光客の皆さんはもちろん、沖縄県民の皆さんにも、この「a la carte」という舞台に是非お越しいただきたいです。この島で生まれた、この島の美意識を多くの人に感じてもらいたいと思っています。
実は、演出の富田めぐみさんから「a la carte」への出演オファーがあったとき『大好きな琉球芸能のことを、たくさん話せる!』と思い、二つ返事でオファーを受けました。
僕もこの舞台を心待ちにしている1人です。琉球芸能ソムリエとして皆さんと会場でお会いできることを楽しみにしています!
【鈴木 耕太|すずき こうた】
沖縄県立芸術大学附属研究所 専任講師・芸術学博士・組踊研究者。現在は、沖縄県立芸術大学で教鞭を執るかたわら、各地での講座なども積極的に行う。専門は琉球文学・文化学。“今”より“100年後”どうあるべきかが大切だと考え、研究に力を注いでいる。琉球芸能・組踊の研究分野を牽引するフロントランナーであると同時に、軽快なトークとユニークな視点で琉球芸能ファンを開拓するイノベーターでもある。『沖縄』『琉球』と名のつくものには思わず反応してしまう敏感な体質の持ち主で、自他ともに認める筋金入りの“琉球芸能マニア”。
a la carte(アラカルト)|2019年度 沖縄県文化観光戦略推進事業
■公演スケジュール
2019年 10月 11日(金)19:00
12日(土)13:00/16:00
13日(日)13:00/16:00
※開場は全日とも開演時間の30分前となります。
■会場
テンブスホール
沖縄県那覇市牧志3-2-10 那覇市ぶんかテンブス館4F
■チケット料金(税込)
一般:2,500円
高校生以下:2,000円
※未就学児に限り膝上鑑賞無料
→チケット購入はコチラから
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~琉球芸能ソムリエ・鈴木耕太からの招待状~